８月３０日（月）　
　夏休みが終了する頃には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大も収束に向かっているだろうという期待もむなしく、緊急事態宣言発出中に夏休み明けを迎えることとなりました。今日から、感染拡大防止のため、時差登下校、短縮授業、部活動の中止という変則的な日課での教育活動がスタートしました。朝、時差登校での検温、手指消毒の様子を見せていただきましたが、スムーズな流れに感心させられました。さすが新しい生活様式が定着していますね。
　さて、今日は夏休み明け集会で少し時間をいただけましたので、子供たちに「こんな時代にこそ必要なレジリエンス」という話をさせていただきました。話の内容を簡単に紹介させていただきます。
　「レジリエンスは、東日本大震災後に注目された言葉で、【回復力】【復元力】【しなやかな強さ】【立ち直る力】などと訳されます。カウアイ島の貧しい家庭の子供たちを４０年間追跡調査し、ハイリスクの中でも健やかに育った子供の因子をレジリエンスと名付けたそうです。次から次に新たな課題が生まれてくる現在、何があってもビクともしない【タフさ】より、つらい経験をして落ち込んでも気持ちを立て直せる【しなやかさ】が求められます。歩き始めた赤ちゃんは、転んでも立ち上がり足を踏み出そうとします。みんな生まれたときからレジリエンスをもっているのです。どうぞ、あなた自身のレジリエンスを信じて学校生活を送っていきましょう。そして困ったときは、周りの信頼できる大人の人に相談することです。レジリエンスをさらに高めるヒントをもらえるはずです。」